人権
Human Rights
すべての人が人であることによって持つ基本的な権利として整理し、尊厳・平等・自由との関係を示す。
FUKUSHI WORDS
福祉の現場や学びで出会うことばを、
制度・研究・実践の背景とつなぎながら、一つずつ確認します。
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このページでは、人権・尊厳・意思決定支援・QOL・認知症ケア・ヤングケアラーなど、介護・福祉の現場と学びで出会う120のことばを整理しています。一覧では短い説明から探し、各個別ページで根拠資料と関連することばを確認できます。標準的な英語名・略語・別表記でも検索できます。
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Human Rights
すべての人が人であることによって持つ基本的な権利として整理し、尊厳・平等・自由との関係を示す。
Human Dignity
支援の必要性や能力の違いにかかわらず、一人の人として固有の価値をもち尊重されることとして整理。
Well-being
身体・心・社会との関係を含め、その人や人々がよく生きられる状態と、その条件を考えるための広い概念として整理。
Diversity
人にはさまざまな背景・価値観・経験があり、その違いを欠陥ではなく前提として尊重し、支援や環境を考える視点として整理。
Ethics
何を大切にし、なぜその支援を選ぶのかを、人権・尊厳・公平性・本人の意思などの価値から検討する枠組みとして整理。
Privacy
本人が見られたくない、知られたくない、干渉されたくない領域を尊重し、必要な支援でも侵害を最小限にする考え方として整理。
課題や制度、疾病・障害などの影響を自らの生活として経験している本人を指す実践語として整理し、本人の経験知を重視する。
支援者側の都合ではなく、本人の経験・意思・価値観・希望を中心に支援や仕組みを組み立てる考え方として整理。
Peer Support
似た経験を持つ人どうしが、経験知を活かしながら支え合い、希望や選択肢を広げる実践として整理。
Abuse
相手との力関係の中で権利・尊厳・安全が侵害される行為として捉え、対象制度に応じた早期発見・通報・保護・支援へ接続する。
Neglect
支援や養護を担う関係の中で、必要な世話・介護・保護が提供されず、本人の生活や安全が損なわれる状態として整理。
Self-neglect
本人自身による生活・健康・安全の維持が著しく難しくなっている状態を、責めるのではなく背景と支援へのつながりから捉える概念として整理。
Self-determination
本人が自分の価値観や意思・選好に基づき生活上の選択を行えるよう、決めるための条件も整える考え方として整理。
Supported Decision-Making
本人が意思・選好・価値観に基づいて決めていけるよう、意思形成・表明・実現を支え、情報・コミュニケーション・環境・関係を整える過程として整理。
本人が形成した意思を、言語・非言語・補助的手段等を用いて表せるよう支える過程として整理。
Advocacy
本人の意思や権利が見えにくくなっているとき、その声を支え、必要なら関係者・制度・社会にも働きかける実践として整理。
本人の権利・尊厳・意思が損なわれないよう、本人への支援と環境・制度への働きかけを含めて整理。
Paternalism
『本人のため』という善意が、本人の選択を不必要に置き換えていないかを問い直すための概念として整理。
Best Interests
本人の意思決定支援・意思や選好の確認・推定を尽くすことを優先し、第三者判断の正当化語として用いない。
Decision-making Capacity
その時その決定について理解し考え意思を示せるかを、必要な支援を尽くした上で個別に捉える概念として整理。
Informed Consent
必要な情報を分かる形で受け取り、質問・比較し、本人が納得して同意または拒否できるようにする過程として整理。
Physical Restraint
本人の尊厳・自由を制限する重大な行為として、廃止・防止を基本に制度上の要件と代替策を現行資料で確認。
Strengths
『良いところ探し』ではなく、その人と環境に存在する力・資源・可能性を、問題や困難と同時に捉える視点として整理。
Empowerment
本人がもつ力を発揮し意思決定や生活へのコントロールを高められるよう、関係・環境・制度にも働きかける過程として整理。
必要な支援を使いながら本人が自分の生活を選び、続けられることまで含めて整理。
Recovery
症状が消えることだけでなく、困難があっても本人にとって意味ある生活、役割、希望、自己決定を築く過程として整理。
Rapport
安心して関わり、話し合い、支援を進めるための基盤となる信頼関係として整理。
Active Listening
言葉だけでなく感情や文脈にも注意を向け、理解を確かめながら聴く関わりとして整理。
Acceptance
相手を評価や決めつけだけで捉えず、一人の人として尊重し、その経験を理解しようとする姿勢として整理。
Empathic Understanding
相手の内的世界へ近づき、その理解を伝え、相手の反応から理解を更新する援助関係の視点として整理。
Narrative
出来事の事実だけでなく、本人が経験をどう意味づけ、どんな物語として生きているかに耳を傾ける視点として整理。
Health Literacy
健康や支援に関する情報を理解し判断に使えることと、そのために社会や組織が情報を届きやすくする条件を併せて見る概念として整理。
Pain
身体の損傷だけでなく感情・経験・文脈と関わる個人的な体験として捉え、本人の訴えと観察を大切にする概念として整理。
Depressive Symptoms
気分の落ち込みや興味・喜びの低下などが生活に影響する状態として基礎説明し、持続・重症度・安全面に応じて医療評価へつなぐ。
Emotional Labor
福祉職が組織・職務上求められる感情表出や感情調整と、自身の実際の感情との関係を考える概念として整理。
Quality of Life
生活全体について、本人がどう感じ、何を大切にし、どのように暮らしたいかまで含めて見る概念として整理。
Activities of Daily Living
食事、移動、排泄、更衣、入浴など、日常生活の基本となる動作を捉える概念として整理。
Instrumental Activities of Daily Living
買い物、金銭管理、服薬、交通、家事など、地域で生活を組み立てるためのより複雑な活動として整理。
International Classification of Functioning, Disability and Health
心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子等の相互関係から生活機能を記述する共通言語として整理。
Functioning
身体の状態だけでなく、実際の活動、社会参加、環境との関係を含めて暮らしの機能を捉える概念として整理。
Environmental Factors
本人を取り巻く物理的・社会的・態度的環境が生活機能に与える促進・阻害の影響として説明。
Participation
家庭、仕事、学び、地域、人との関係など、本人が生活場面に関わり役割を持つこととして整理。
Rehabilitation
本人が望む生活に近づけるよう、心身機能だけでなく活動、参加、環境を整える支援として整理。
アセスメントから計画・実施・評価へと根拠をもって支援を組み立て、必要に応じ修正する思考プロセスとして整理。
Frailty
加齢等により心身の予備力が低下し、ストレスへの脆弱性が高まった状態を、多面的かつ変化しうるものとして整理。
Sarcopenia
筋力低下を中心に、筋肉量や身体機能の低下を伴うことがある状態として説明し、診断は専門的基準に基づくと整理。
Locomotive Syndrome
骨・関節・筋肉・神経など運動器の障害により、立つ・歩くなど移動する力が低下した状態を捉える概念として整理。
Polypharmacy
複数の薬を使う中で、相互作用や副作用、飲み間違い、生活上の負担など不利益が生じていないかを見直す考え方として整理。
Dementia Care
診断だけで支援を決めず、本人の意思、生活歴、環境、関係性、身体状態を含め生活を支える実践として整理。
Person-centred Care
認知症のある人を症状・行動の集合ではなく、一人の人として、その経験・関係性・生活歴を含めて支えるケアとして整理。
Mild Cognitive Impairment
同年代より認知機能低下がみられるが日常生活は概ね保たれ、認知症とは区別される状態として説明。全員が認知症へ進行するわけではない。
記憶、見当識、遂行機能等の認知機能の障害を説明する学習用語として扱い、生活への現れ方は個人・環境で異なると補足。
Memory Impairment
新しい情報を保持しにくい等の記憶機能の障害として基礎説明し、原因・現れ方は疾患や個人で異なるとする。
Disorientation
時間・場所・人との関係など、自分が置かれた状況を把握する機能の障害として説明。
Executive Dysfunction
目的に向けて計画し、手順を組み、実行・調整する機能の障害として説明。
Aphasia
言語を理解・表出する機能の障害として説明し、コミュニケーション方法の工夫へ接続。
Apraxia
身体を動かせても、目的に合った一連の動作をうまく行えない状態として基礎説明。
Agnosia
感覚入力があっても、それが何かを認識しにくくなる状態として基礎説明。
Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia
行動・心理状態を整理する入口として用い、身体・心理・生活歴・人間関係・環境まで考える。
Delirium
急に生じ、変動しうる注意・意識・認知の混乱として説明し、慢性的な認知症との違いを示す。
Carer
家族や身近な人の介護・看護・世話・支援などを日常的に担う人を表す実践語として整理。
Family Caregiver
家族関係の中で介護を担う人を指し、介護される本人だけでなく介護者自身の健康・生活・就労・休息も見るための概念として整理。
Family Support
本人を支える家族にも生活、仕事、健康、感情、希望があることを前提に、必要な情報・相談・休息・制度利用を支えることとして整理。
家族等の介護を理由として仕事を辞めることを示す政策・統計上の用語として説明し、両立支援制度と接続。
Respite Care
ケアを一時的に代替したり環境を変えたりして、本人と介護者が休息・回復できる機会をつくる支援として整理。
Young Carer
ケア行為自体ではなく、責任・時間・負担が過度となり、教育・成長・友人関係・進路等の機会を狭めていないかを見る。
Young Adult Carer
成人初期を含む若者期に家族のケアを継続・負担している人を捉え、進学・就労・自立・人間関係への影響も支えるための実践語として整理。
介護する人と介護される人の双方が高齢となり、介護者自身の健康や生活も支援課題になりやすい状況として整理。
介護する人と介護される人の双方に認知機能の低下があり、服薬・金銭・安全・支援要請などで複合的な支援が必要になりうる状況として整理。
育児と介護など、複数のケア責任が同じ時期に重なり、本人の生活・就労・健康への負担が大きくなる状況として整理。
Social Work
相談・制度接続だけでなく、人と環境、さらにpeople and structuresの双方へ働きかける専門実践・学問領域として整理。
Assessment
支援を決める前に、本人の生活、希望、困りごと、力、環境を多面的に集め、意味づける過程として整理。
Care Management
本人の希望や生活課題を整理し、必要な支援・人・制度・地域資源を組み合わせ、実施後も見直す過程として整理。
Care Plan
本人がどう暮らしたいかを目標に置き、その実現のために誰が何をどう支えるかを共有する計画として整理。
Interprofessional Collaboration
異なる専門職が、それぞれの専門性と役割を理解しながら、本人の生活目標を中心に協働することとして整理。
Team Approach
共通の目標を確認し、役割を分担し、情報と判断をつなぎながら支援する方法として整理。
Community-based Integrated Care System
本人の生活を中心に、住まい・医療・介護・予防・生活支援等を地域でつなぐ包括的な支援・サービス提供体制として整理。
問題をすぐ解決できないときも関係を切らず、本人の歩みに合わせて必要な人・制度・地域へつなぎ続ける支援として整理。
Outreach
支援機関で待つだけでなく、支援につながりにくい人の生活の場へ出向き、関係づくりから始める方法として整理。
『うちの制度では対象外』で関係を切らず、まず相談を受け止め、必要な支援先と一緒につながる仕組みとして整理。
本人が社会とのつながりや役割を持てるよう、既存制度だけに限定せず地域の場・人・活動をつないでいく支援として整理。
日常的なつながりを保ちながら、普段と違う変化や困りごとに気づき、必要なとき支援へつなぐ地域の関わりとして整理。
施設・病院等から地域での暮らしへ移る際に、本人の希望を中心に住まいと支援、人とのつながりを整える過程として整理。
本人が自分に合う働き方を考え選べるよう、作業等を通したアセスメントと情報提供・関係機関連携を行う障害福祉サービスとして説明。
Normalization
本人を普通に近づけるのではなく、生活条件・社会環境が普通の暮らしを妨げていないかを問う思想として整理。
Social Model of Disability
身体・疾病・医療的支援を見る必要性を否定せず、それだけで困難を本人に還元せず、物理的・制度的・態度的障壁も見る視点として整理。
Integration
分けられていた人を同じ社会・場へ統合する考え方として整理し、社会の仕組みそのものを多様性に合わせて変えるインクルージョンとの違いを示す。
Inclusion
多様な人が最初から社会の一員として参加できるよう、制度・環境・関係の側を整える包摂の考え方として整理。
Reasonable Accommodation
社会的障壁の除去を必要とする意思が示された場合等に、過重な負担でない範囲で必要かつ合理的な対応を行う制度上の考え方として整理。
Universal Design
年齢や障害等にかかわらず、できるだけ多くの人が最初から使いやすいよう環境・製品・情報を設計する考え方として整理。
Barrier-free
移動、施設、情報、意識等に存在する障壁を減らし利用しやすくする考え方として説明し、法制度の対象範囲は別に明示。
Accessibility
障害の有無にかかわらず、場所・情報・サービス等へアクセスし利用できる条件を整える考え方として整理。
Community Living
本人が地域の一員として、住まい、日常生活、人間関係、役割、支援を自分の意思に沿って選びながら暮らすこととして整理。
一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創ることを目指し、支える/支えられる関係を固定しない社会の考え方として整理。
そこにいてよいと感じられ、無理に役割を求められず、人や地域とつながることも選べる場・関係として整理。
Social Isolation
人や地域、制度とのつながりが乏しく、必要なときに支えを得にくい状態として整理。
Loneliness
人とのつながりについて本人が不足や隔たりを感じ、つらさを伴っている主観的な状態として整理。
Hikikomori
社会参加や対人関係が長く限定されている状態を生活の文脈から理解し、本人・家族との関係形成から支える支援課題として整理。
高齢の親と中高年の子が、孤立・困窮・介護・ひきこもり等の複数課題を抱え、世帯だけでは支えにくくなる状況を表す政策・実践語として整理。
本人が日々を生きる中で感じる困難さを、本人の内面だけでなく社会や環境との関係から捉えるための実践語として整理。
Stigma
人や集団に否定的な烙印が付され、偏見・差別・自己評価の低下などを通じて生活機会を狭める過程として整理。
Social Determinants of Health
健康や生活の状態が、所得、住まい、教育、仕事、差別、地域環境など社会の条件から大きく影響を受けることを示す概念として整理。
Social Capital
人と人の信頼、ネットワーク、助け合い、参加など、地域の中に蓄積される関係の資源を考える概念として整理。
Self-awareness
自分の価値観、感情、経験、先入観、立場や権力が支援にどう影響するかを振り返る専門職の基礎として整理。
Reflection
行った支援を『良かった・悪かった』だけで終えず、なぜそう判断したか、何が起きたか、次にどう変えるかを考える過程として整理。
Supervision
一人で抱え込まず、実践を他者と検討し、判断の質、専門性、支援者自身の持続可能性を高める仕組みとして整理。
Psychological Safety
チーム文脈で、疑問・懸念・異論・失敗を対人関係上の不利益を過度に恐れず表明できる状態として整理。
Risk Management
危険を把握・分析し、予防・対応・再発防止につなげる組織的な過程として整理し、生活・尊厳とのバランスを見る。
Confidentiality
支援の中で知った情報を必要以上に広げず、共有が必要な場合も目的と範囲を明確にし本人への説明を大切にする原則として整理。
Evidence-Based Practice
『経験だけ』『論文だけ』のどちらにも偏らず、利用可能な根拠と専門性、本人の価値や状況を合わせて判断する考え方として整理。
Stress
人と環境の関係の中で、負担や脅威として受け止められ対処を要する状態・過程として整理。
Coping
負担のある状況に対して、考え方や行動を工夫しながら乗り越えたり調整したりする対処の過程として整理。
Resilience
困難の中でも回復・適応していく力や過程を、本人だけでなく周囲の関係や資源も含めて捉える概念として整理。
Burnout
慢性的な職場ストレスが適切に管理されないことに関係する職業上の現象として説明し、個人だけでなく組織要因も見る。
Palliative Care
病気に伴う苦痛を早い段階から和らげ、本人と家族の生活の質を支えるケアとして整理。
Advance Care Planning
将来の医療・ケアだけでなく、本人が何を大切に生きたいかを考え、信頼する人や医療・ケア関係者と話し合い、繰り返すプロセスとして整理。
Jinsei Kaigi
ACPを日本で身近に考えるための呼称として、大切にしたいことや望む生き方を含め、信頼する人や医療・ケア関係者と繰り返し話し合う過程として説明。
Advance Directive
将来の医療・ケアについて本人の意思を前もって示す方法の一つとして整理し、継続的な話し合いであるACPとは区別する。
End-of-Life Care
死の瞬間だけではなく、本人の意思・苦痛・生活・家族との関係を含め、人生の最終段階を最期まで支えることとして整理。
Grief
大切な人や役割、生活などを失ったときに生じる悲しみや揺れを含む自然な反応として理解し、必要な支えにつなぐ概念として整理。
この条件に該当することばはありません。